giboyuの日記

日常を描いています

えんとつ町のプペル

黒い煙で覆われた「えんとつ町」に住み人々は青い空を知らない。輝く星を知らない。空を見上げた所で何もないので、町の人達は空を見上げる事をしない。

 

そんな中、少年ルビッチとゴミ人間プペルだけは「あの煙の向こう側には何があるのか。星があるんじゃないか」と想いを馳せる。ところが町の人達はそんな2人を「あるわけないろう」と笑い、見下し、容赦なく叩く。

 

それでもルビッチは父の意志を継ぐため、ロマンの為、夢の為。

 

「星があることも分からないし、ないこともわからない」

 

だからこそ頑張る

 

これは黒い煙を突き破り、星空を見つけるまでの希望の物語。

 

周りから馬鹿にされても、見下されても、信じ続けることで、歩み続けることで世界を変える事が出来るというテーマ。

 

ただ、そんなルビッチを冷笑する者や同調圧力に屈する者の描き方が露骨なまでの「悪」として描いている。それがどうしても「えんとつ町の住民とルビッチ」の関係性を「世間と西野亮廣」に被らせながら描いてそうで、世間から笑われながらも夢を持って頑張り続けた俺!西野亮廣!!というのがずっとチラつく。

 

ルビッチに1番キツくあたっていた人が実は昔、同じように星に憧れを持っていながら同調圧力に屈した経験があった事が判明するシーンとか西野亮廣めちゃくちゃ気持ちよくなってそうである。

 

西野の顔と世界観、信念が見えるこの作品は映画館で見る価値は確実にある。

 

そしてあなたも、画面に薄く微笑む西野の顔を見て欲しい。