giboyuの日記

日常を描いています

プロ野球キャンプと経済

国内プロ野球9球団による2019年春季キャンプの経済効果は前年比15%増の141億3100万円となり、4年連続で過去最高を更新した。延べ観客数も過去最高で、8・2%増の約40万8千人となった。うち県外からの参加は9・5%増の9万2千人と推測した。巨人の原辰徳監督の就任や丸佳浩選手の入団、日本ハム清宮幸太郎選手やドラフト1位の吉田輝星選手らの参加が話題となったほか、昨年リーグ優勝3連覇を果たした広島のキャンプも注目された。 県内で春季キャンプを実施したのは前年と同じ9球団だが、注目選手の参加などによるチームの人気の高まりでファンが増えた。また、会員制交流サイト(SNS)などを活用した球団のPRでファンサービスの認知が広まり、リピーターも増加した。

 

 経済効果のうち宿泊費や飲食費、グッズ購入費、練習施設などのインフラ整備費などを合わせた直接支出は14%増の92億8千万円。このうち、県内産業への直接効果は82億1300万円だった。直接効果のある産業から原材料やサービスを提供する産業へと広がる1次間接効果は37億1100万円。雇用者の所得増から消費支出の増加や各産業の増産につながる2次間接効果は、22億700万円だった。

 

それと比べて今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、キャンプの見学、応援は自粛されている。数10億円のイベントがほぼゼロの収入となると、やはりプロ野球球団のお財布事情は厳しい。